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ギター演奏補助装置『フレディ君』
ギター演奏補助装置『フレディ君』をご紹介します!
ギターやヴァイオリンなどの弦楽器は、上肢に障害がある方にとってはなかなかハードルの高い楽器なのではないでしょうか。
ギター演奏補助装置『フレディ君』を開発された三重大学の西ノ平志子さんにオンラインでお話を伺いました
西ノ平さんは音楽療法士としても活動されていて、その中で脳性麻痺により両手に重度の障害のある方のギターを弾きたいという想いに応える形でこの補助装置を開発されたそうです。
『フレディ君』は、ギターを横に置き、ネックの部分に装着する補助具です。クリックするわずかな指の動きと、装置をスライドさせる動きで3つのコードを抑えることができます。
西ノ平さん自ら、この装置での演奏用に曲をアレンジするそうです。この装置を利用してギター演奏をしている方の中には、脳卒中による片麻痺の方や頚髄損傷の方もいらっしゃいます。
この『フレディ君』は、ハンディの部分を埋めつつも、楽器としてのポテンシャルを持たせることで、長く使い続けられるものとなっています。それは、西ノ平さんご自身がピアノを演奏される音楽家でもあることに関連するでしょう。
障害は十人十色ですし、もともとの音楽経験もさまざまです。それぞれに合わせたサポートができるような技術を開発する研究者の方が更に増えていくことが期待されますね。
三重大学大学院工学研究科
西ノ平志子(ゆきこ): yukiko@robot.mach.mie-u.ac.jp
▼朝日新聞記事
朝日新聞


手が不自由な人にギター演奏の楽しみを 研究員が開発:朝日新聞
脳性まひなどで手が不自由な人がギターを演奏できる補助装置を、三重大学大学院工学研究科の研究員、西ノ平志子(ゆきこ)さん(44)が開発した。「障害の有無にかかわら…
▼実際に練習している様子を紹介しているブログ